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ウォン国家開発相「6月中にフェーズ2に移る可能性ある。中旬までに決定」

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シンガポール保健省(MOH)などで構成するCOVID-19複数省タスクフォースの共同議長を務めるローレンス・ウォン国家開発相は2020年5月28日記者会見し、6月1日(月)のサーキットブレーカー終了後の進め方の概要を説明した。

この中でウォン大臣は、「フェーズ1で、経済の約75%が業務を再開する。特に6月最初の2週間は引き続き状況を監視するが、この2週間のコミュニティでの感染率が低く安定している場合、次のステップであるフェーズ2に移行するかを6月中旬までに決定する。つまり6月末までにフェーズ2に進む可能性がある」と述べた。

フェーズ2ではほぼ経済活動全体が再開するという。ただ、小売店、消費者サービス、飲食店での食事、スタジアムやスイミングプールなどのスポーツ施設、公共施設の定員は5人という。

博物館、図書館、映画館、劇場、宗教施設や、バー、パブ、クラブ、ディスコなどの会場については、「通常、大勢の人が集まる活動、または閉鎖された空間で密接な接触がある場所であり、再開にはより慎重なアプローチをとる」と述べ、再開に慎重な姿勢を示した。

国境の再開に関しては、「ウイルスの状況が管理されている国と試験的な往来について協議している。進捗はさまざまであり、特定の国と合意に達したら、詳細を発表する」と述べた。ただ、「一般の旅行が大規模に可能になるわけではない。シンガポールだけでなく、国際的にも再開には時間を要する」と述べた。

また、フェーズ1とその後のフェーズ2に向けて準備を進めているなかで、「企業は、職場で感染者が発生した場合、オフィスなど職場や店舗がしばらく閉鎖されるリスクを負うことに注意する必要がある」と注意を促し、必要なすべての予防策と保護手段を講じるよう求めた。

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